Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAを借りた。
私は今SONYのα7IVを使っているが、これは動画をある程度とる必要があるなと思っての選択だった。 そしてレンズはFE 24-70mm F2.8 GM II これもジンバルを使わない動画撮影なら一番いいのかなと思ってこれにした。
つまり、写真的な選択ではないということだ。もちろんいいレンズで、いいカメラなのだが。
それ以前は急にちょっと古くなってEOS 5D Mark2をずっと使っていた。しかもレンズはEF 50mm F1.4ほぼ一本。空を撮るときにEF 24mm F2.8に交換するという使い方で、この2本だけでずっと写真を撮ってきた。なぜ50mmなのかというとだカフェ日記の影響を受けたからだった。
だけれども当時から街を撮るには50mmは若干長いんじゃないかという感じはしていて、人の特に表情をとらえるにはいいけれども、人の佇まいを撮るにはやはり長いのではないかと思っていた。 人を撮ることはあまりないので結果的には24-70mmというズームレンズにしたのはよかったのではないかと思っている。
しかし、先日書いたようにけがをしてしまい24-70mmF2.8は重くて持てなくなってしまい、現在は急遽購入したFE 28mm F2を使っている。
そんな感じで久々に単焦点を使いながら様々な写真家の、特にストリートフォトグラフィーを見ていると、50mm弱の長めの写真がいいかもなとふと思った。 28mmや35mmだともちろん対象によったときはいいのだが、そうじゃなく全体を映すような写真だと目で見ているときと同じような漠然と全体の情報を見ているような写真になり、切り取っている感じが少し薄くなってやしないかとある日思った。 さらに、動画の撮影に使っているOsmoPocket3と画角が近いため、なんか動画の中で静止画を出しても動画をキャプチャして出した様に見えることがあり、街の中の情景から“発見”している感が薄いのではないかと少し思った。
そこで友人が持っている55mmを借りたのだが、これはなかなか良かった。確かに長くてちょっと近いなという場面が多いのだが、はまったときのちょっとした非日常感がいい感じ。ある種の制約事項がある単焦点はやっぱり楽しい。 ただ同時に思ったのは、28mmで撮ったらこうなったなとか、70mmあったらこうだったな見たいな感じでどれがあってもそれぞれ別のものが取れて面白いなということを再確認した。結局どれもこれも欲しいのだった。
24-70mmF2.8があるからさすがに6万円は手が出ず、買い足すことはあきらめることにしたが、余裕が出たら50mm前後のが一本ほしくなる1日だった。